昨日はたくさんのご来店、そしてお問合せをありがとうございました!
お電話頂いたのに、ご案内できなかったお客様、大変申し訳ございません。
こうやって書いていると、いつもいっぱいですねと言われますが
ご予約がある日は偏っている、というだけの話です。
ゆるーっとしているときは本当にゆるやかにやっておりますので
是非またよろしくお願い致します。
さて、明日から遅い夏休みとして4連休を頂きます。
上方へ日本酒と日本の歴史の研修へ行って参ります。
(という名目です笑)
そんなわけで、本日は日曜営業で22時ラストオーダーなのですが
お食事メニューが早めに終了してしまう可能性大でございます。
ご不便をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。
(本日も、早いお時間のご予約をちょこちょこ頂いておりお席が埋まりつつありますので
ご来店の際はお電話で確認頂けると幸いです。)
秋を諸所に感じる今日この頃。
ぴんと冷たい夜の空気、長袖の心地よい昼間の陽気、松茸や秋刀魚、栗などの秋の味覚が並ぶ店頭や、SNSにもちらほら踊り始める「ひやおろし」の文言などなど・・
お花屋さんの色合いも、夏の淡いものから秋の植物たちの深くシックなものへ模様替えし始めました。
その中でも、写真の「ワレモコウ」は燗番の中では最も秋を感じる植物だったりします。
「ワレモコウ」は漢字にすると「吾亦紅」
「吾(われ)も亦(また)紅(あか)し」
と書くというのがなんともロマンティックです。
「吾もこうありたい」という意味であるという説など
由来は多々あるようですが
この小さくも可憐な姿に
慈しむ気持ちと共に、
恋うる気持ちを抱かずにはいられないというのは
納得のいくところです。
瞬間的な派手なうつくしさとは違う
小さくも強い生命力は
お燗をしみじみ飲む感覚と似つかわしいようにも感じます。
ワレモコウを眺めながら、ぬるめのお燗でゆるゆると。
ゆるゆると盃をすすめるうちに、
こちらの頬が亦、紅くなってゆくようです。
ということで、本日は高浜虚子のすてきな一句で〆たいと思います。
「吾も亦紅なりとひそやかに」
どんな状況なのか、どんな心境なのか、この一句からそんなことを自由に妄想して
それを肴に呑むのが愉しいんです。笑
∞
来週よりまたよろしくお願い致します。
のたりのたり