北風の厳しい夜が続いております。
もう寒いのにも疲れ、早くもお花見のことなど考えている燗番ですが
せっかくお燗の最もおいしい季節でもあるので
(勘違いされやすいですが、お燗酒は上手に呑むことで真夏でもおいしい飲み物です。)
寒いからこそ吞みたくなるシチュエーションのシミュレーション(韻語)を考えてみようかなと思います。
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びゅーびゅー(北風)
会社での飲み会の帰りの電車。
社内の人たちとはハイボールでワイワイ。お腹もいっぱいだしひとしきり飲んだけれどなんだかちょっと飲み足りない気分だなあ。
電車が三鷹のホームへ到着。
21時のホームに、仕事を終えた人々がクタクタになって溢れる。
びゅーびゅー(再び北風)
わあ、冷えるなあ、、こんな寒いなか帰途についたら凍えてしまう!
ちょっとあったまってから帰ることにしよう。
ガラガラ(※ひねもすは引き戸ではありませんが、気分を出すために笑)
こんばんはー。
飲んできたのですが、ちょっと一杯飲みたくて。
はーい。いらっしゃいませー。
ちょっと一杯にぴったりなおつまみがありますよ。
お燗つけますので、少々お待ちくださいね。
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はい、お待たせしましたー。
今夜も寒いので、あっつあつにつけました「玉櫻」です。
おつまみは、蛸の辛味麹和えですよー
韓国唐辛子がぴりっと辛く効いて、蛸の吸盤の歯ごたえも抜群です。
あたたまってくださいね。
わー。あったまるなあ。おいしいなあ。
ぴりぴりしつつも、旨味があって
一口たべて、一杯のんで。お水も飲んで。
もう一杯飲んで。
あっもうなくなっちゃった。すみません、もう一本つけてくださーい。
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寒い日の寄り道に是非どうぞ。
(お燗ください、のご注文の際は 二軒目なんだけど。一杯目で軽いやつ。のような情報をちょっと頂けるとありがたいです。)
本日もよろしくお願い致します。
のたりのたり