ねぎま鍋

昨日はお休みを頂きありがとうございました!

好きなお店に行って、好きなことばかりをして、大変リフレッシュした良い休日となりました。

遠くまで行かなくても、三鷹・吉祥寺には良いお店やスポットがたくさんあります。

 

ということで、そんな充実のお休みを終え

今週は世間の皆様と同じく、月曜日からのスタートです。

年末・お正月明けということで、1月は全体的に御予約も少なく

逆に、ご近所にお住まいの「初めて来店しました~」というお客様が多くうれしく思います。

 

小さいお店なので、何件かの御予約でお席はすぐに埋まってしまうのですが

全く御予約がなければ、ゆったーり営業している日もありますので

ご近所の方は、ちょっと帰り道を変えて お店を覗いてみて頂けるとうれしいです。

(遠くからわざわざいらっしゃるという方は、是非お電話くださいね。)

 

 

寒いので、お鍋がおいしいです。

今のひねもすのお鍋メニューは「ねぎま鍋」!

そういえば、「ねぎま鍋ってどんなものですか?」と聞かれたこともあったので 本日はこちらをご紹介致します。

 

ねぎま鍋は、

葱と鮪を、お醤油や味醂でつくった甘辛い出汁で煮込んだ、江戸料理です。

江戸時代には捨てられていた鮪のトロの部分をおいしく食べるために工夫されたお料理。

(何故こんなにおいしいトロを捨てていたのだろう、というと、これは保存の問題だそうです。

鮪の赤身は、お醤油に漬けて「ヅケ」にして保存をしていたけれど、

脂の多いトロの部分はお醤油をはじいてしまう。

ということで、トロは腐るだけの余りもので、捨てたり肥料にしたりしていたそう。)

 

赤身は、お刺身では上等だけれど火を入れるとパサパサになってしまう。

けれど、今まで捨てていた脂身の部分を使うことで、とろける口当たりと旨味がたまらない一品に。

江戸っ子の工夫の詰まった、冬の御馳走です。

 

また、ねぎまの「ま」は鮪の意。と思っていたのですが、こちらも諸説あるそうで。

その中でなるほどと思ったのが、

「ねぎま鍋の主役は、あくまで脂のうつった葱。鮪は、葱との間に食べるものだ。(まは、間である)」という説。

そう、鮪はあくまで、葱をおいしく食べさせるための脇役。

煮込まれてとろっとろになった葱を噛みしめると、じゅわーっと鮪の旨味が広がるのです。

なんて贅沢!

 

濃厚なお出汁を残して、〆はうどんでどうぞ。

 

おひとり様の晩酌でしたら、おまかせ三品と鍋、というのがぴったりかと思います。

三品も食べられるかなあ、という方は、品数を減らすこともできますのでご相談ください。

 

本日もよろしくお願い致します。

のたりのたり