<ひねもすは来月半ばまで休業中です。営業の再開については、決定次第またこちらでお知らせ致します。>
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久しぶりの晴れ間ですね。
ひねもすは長い夏休み中です。
「積極的に何をするでもなくただ淡々と莫大な時間がある」というこの状況、小学生の頃の夏休みに似ていますね・・笑
毎日何をするわけでもなくともあっという間に八月三十一日になってしまう、ということは身を以って経験しているので笑
お休みに入りましたが、せっせと経理仕事は進めております。
(大人になって働き者になれた気がしますが、気を抜くと怠惰なメンタリティに戻ってしまうので気を付けないと、、笑)
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外のお店に吞みにいけないので、(外食を愛する私たちには趣味がひとつ奪われたような状況なのですが、この点に関して色々と言い出すとキリがない上にたのしくないのでここでは割愛)
店主に料理を作ってもらい、燗番は自分でお燗をつけて、言わば「セルフひねもす」で先日は晩酌を愉しみました。
久しぶりに酒燗機にお湯を張ってお燗をして。
久しぶりに店主のお料理とひねもすのお酒と合わせて。
いやあ、自画自賛ですがおいしいですねえ。笑
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特に良かったのは、写真の「鱧と玉葱の小鍋」。
薄口とお酒に、砂糖も入れて甘めに仕立てた出汁へたっぷりの玉葱と鱧。
鱧の脂が、玉葱の甘やかさに相まって。お出汁もなんとおいしいんでしょう!
(鱧も玉葱も淡路のもので作れたら最高でしょう・・)
この品のある甘さには、「奥能登の白菊」の生酒 純米吟醸を合わせましょう~(写真二枚目)
和三盆の如く繊細な甘さ、それでいて決して甘さがくどくどと残ることのない綺麗な引き方。
気品溢れるこちらのお酒は、やわらかな口当たりと芯の通ったところを両立させる、52度のぬる燗で。
(「52度はぬる燗ではない!」という声が聞こえてきそう・・笑 燗酒を表現するものは、温度そのものではなく、口当たりであるということが時にあるのです。)
我ながら素晴らしい組み合わせ!(自画自賛し続ける。笑)
と共に、自分で試してみないとなかなかお客様に提供できる組み合わせでもないかもしれません。
「一口目はそりゃあ合うだろうけど、お出汁ものに対して生酒を合わせて、呑み疲れないものだろうか。小鍋を食べ切るまでに、この組み合わせに飽きてしまって料理の満足度を損なわないだろうか。」
これは燗番として営業中に常に頭に置いている視点なのですが、今回その答え合わせができたのも大変意義深かったです。
そう、結果的に、その視点から言ってもこの組み合わせは大成功!
最後までずっとおいしく、食べて呑むことができました。
これはもう、すぐにお客様方にお出ししたいな~。
営業再開時に、まだ鱧がおいしいタイミングだったら店主にメニューインしてもらえるようにお願いしてみますね。
・・
とここまで読んでくださった皆様、(と同時にここまで書いた私)はお気づきかと思いますが
「セルフひねもす」。その実態は、贅沢な晩酌ではなく、「新メニュー開発会議」だったのです・・・・・!笑
なんてつまらない結末、、笑
いや、でもおいしかったので良かったです。笑
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お店の情報もないのに誰か読んでくれるのだろうかこの駄文(そして長文)、と少し不安ですが笑
まあでも暇つぶしにして頂ければ幸いです。
こんな調子でまた来週も何か書こうかと思います~
それではまた~
のたりのたり