冷たい雨ですねえ。
雪にはならないようで良かったですが(東京に雪が積もると大変)、寒い日曜なので家にいる方も多いかな?
本日21日は御予約でカウンターが埋まっておりますが、テーブルだけ空いております。
明日22日は久しぶりに御予約なし、明後日23日も御予約ちょいちょいという感じです。
ブログを更新すると御予約のお問い合わせが来るという傾向にあるので、ご来店前にはお電話くださいね。
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写真は、お決まりより。
今はお椀代わりに茶わん蒸しをお出ししています。
ただの茶碗蒸しじゃないですよ~「このわた茶碗蒸し」!
このわたは、ナマコの内臓を塩辛にした珍味です。
(ナマコの異称が「コ」であったというのが語源、というのをwikiで読みました。ナマコの歴史は古く、古事記に登場!する「海鼠」という語を「コ」と読んでいたとか。このわたとナマコの歴史だけでも調べていると面白いので、暇なときに読むのおすすめです笑)
濃厚な旨味、磯の香りに塩気。まさに日本酒のお供と言える、ザ・酒肴です。
お出しすると、「このわたって何でしたっけ?」と言われることも多々なので一応説明でした。
ひねもすでは、このわたを茶碗蒸しにのせてお出ししております~
なめらかな卵の味わいと、出汁の餡に溶けるこのわたの旨味が熱々のうちに絡み合い、もう絶品!
こういうお料理は、考える前に熱燗です!笑
日本酒も、多様化していて様々なタイプがありますが(それが、「日本酒ってよくわからない」と言われる所以である気もするのですが)
「これは日本酒だよね!」とおっしゃる方の肴のイメージは一致しているように思います。
その背景には、日本酒の文化というか、長い長い日本文化の歴史があるのかもしれません。
歴史を持った肴に合うのは、それに寄り添ってきたお酒。
ということで、こういうお料理にはクラシックな銘柄を合わせてみると、しっくりくるかもしれませんよ。
スペックや造りなんかを色々と難しく考えすぎず、(というか、考えたところで簡単に日本酒を把握することなんてできませんから)
「なんかこれ美味しいな」を積み重ねてゆくことが、飲食店で呑む愉しさなのではないかなあと思う昨今です。
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ということで、本日もよろしくお願い致します。
のたりのたり